バリスタにとっての一つの重要なスキルとなるミルクのスチーム
これはある程度まで経験を積むことでフォームミルクのきめの細かさはもちろん、フォームミルクの量も思い通りにコントロールできるようになります。
しかし、初心者バリスタにとって質のいいスチームを炊くことは一つの難関です。
スチーム
バリスタのスチームの技術によって、ミルクを使うドリンクの質が一気に変わります。
実際コーヒー屋に行けば、作った人によって違うのがわかるぐらいです。
あれ?前回はおいしかったのに今回はイマイチだな?
と思うのはこれが一つの原因であることが多いです。
バリスタのスチーム技術で変わる要素は
・口当たりの良さ(フォームミルクのきめの細かさ)
・仕上がり温度
・フォームミルクとスチームミルクのバランス
・甘さ(空気との攪拌で発生する甘さ)
などがあげられます。
初心者のスチームにとって難しいのがフォームミルクに関すること。
フォームとスチームのバランスであったり、フォームのきめの細かさであったり。
今回はきめ細かいフォームミルク形成の基本的なポイントを書いていきます。
1》スチームの位置
まずスチームを始める前に知っておきたいのがスチームワンズの先っぽをピッチャー内のミルクのどの辺につけてスチームするのか。
ピッチャーの真ん中ではありません。
ピッチャーの端でもありません。
ずばりこの辺です!
ピッチャーの中心より少しズラしたこのあたり。
これによって、ミルクがうずを巻いてしっかりと攪拌してくれます。
このとき、ピッチャーはスチームワンズに対して垂直ではなく、手前に傾けている感じです。
スチームワンズがミルクの水面に対して、斜めに入ってきます。
写真のようにピッチャーの注ぎ口に当ててすると安定してやりやすいです。
スチームを始める前に、スチームワンズのチップがミルクの水面より下にきていることに注意しましょう。
ここが水面に近すぎると、最初にボコボコボコッと大きい気泡ができてしまうので気をつけましょう。
2》攪拌
スチームを始めたら、ミルクが渦をまいて攪拌できているか確認しましょう。
このようにスチームの力でミルクを全体的に攪拌させます。
ミルクが渦を巻いているのがわかればオッケーです。
確実にピッチャーを安定させることで渦を継続して発生させましょう。
3》音を聞く
スチーム中は安定も大事ですが、微妙に動かして発生させる、音に注意しましょう。
聞きたい音は「チチチッ」という音です。
この音がしている間に空気と混ざり合い、フォームミルクが形成されます。
この音を出せるようになればきめの細かいフォームミルクは簡単にできます。
まとめ
初心者として知っておかないといけないポイントを簡単に言うと、
スチームの位置を安定させてチチチッと音をたてながら渦を形成。
フォームミルクとスチームミルクの量のバランスは確実に経験です。
どのくらいのスチームでどのくらいのフォームミルクができるか実際にやっていけば身につきます。
やっただけですが、ポイントを知っているのと違うのでは伸び方に差がでます。
これが参考になればと思います。
あとは、練習あるのみです!がんばりましょう!