エスプレッソマシンを常に綺麗に保っていなければ
美味しいエスプレッソを味わうことはできません。
セミコマーシャル以上のエスプレッソマシンを購入するのであれば
日々のメンテナンスのために必ず必要となる知識の一つが
バックフラッシュです。
掃除をしているマシンとそうでないマシンから抽出される
エスプレッソはやはり味の鮮明さが違いますよ。
抽出後のグループヘッド
エスプレッソマシンVibiemme Domobar Super Doubleのシャワーヘッドですが、
抽出後にはこんなにコーヒカスが付いているんですね。
なので、一度でも抽出する際にはその日の終わりに最低でも専用のブラシで
コーヒカスを落とすというのはエスプレッソマシンを綺麗に保つためには大事な作業となります。
バックフラッシュの方法
カフェなどではその日の営業終了後にマシンの掃除として確実に行なっている
バックフラッシュですが、家庭で使用するぶんには毎回する必要もないと思います。
使用頻度にもよりますが、ぼくは毎日使用していますが、基本的に1週間に一度は
バックフラッシュを行なってエスプレッソマシンを清潔に保っています。
１》ブラインドフィルター
バックフラッシュをするのに必要な道具のひとつであるブラインドフィルターです。
穴がないフィルターでエスプレッソマシン掃除専用のフィルターです。
ポルタフィルターに普通のフィルター同様に装着します。
これによって抽出しようとするお湯を逆流させて、マシン内を掃除するというわけです。
２》CAFIZA
ブラインドフィルターで単にお湯を逆流させるのではなく、
エスプレッソマシン掃除専用薬剤を混ぜて逆流させます。
その薬剤が「CAFIZA」と呼ばれるもので、カフェなどでも使われているものです。
このCAFIZAの使い方はいたって簡単で、
ブラインドフィルターの上に少量乗せるだけです。
説明にたしか３gとかなんとか書いているんですが、
そんな細かい数字は気にしないでいいので、少しでいいと覚えて置けば大丈夫です。
３》バックフラッシュ
いよいよバックフラッシュをするのですが、その方法は簡単です。
CAFIZA入りのポルタフィルターをセットし、マニュアル抽出ボタンを押すだけです。
①ボタンを押して１５秒間マシン内に循環させる。
②１５秒後に抽出を止めて、５秒待つ。
この①、②を３回ほど繰り返しましょう。
それだけです。
①を終えて抽出を止めた時に排水される様子がわかります。
マシンそれぞれですが、Vibiemme Domobar Super Doubleでは
写真の部分が排水場所となっていますね。
そしてポルタフィルターを一度外します。
少し見にくいですが、コーヒーカスがありますね。
白く濁っているのはCAFIZAがしっかりと溶けてマシン内に循環しているということです。
４》仕上げ
バックフラッシュの仕上げの工程です。
この方法はバックフラッシュと全く一緒です。
ただ、今回の目的はCAFIZAを流し出すリンスの作業なので、CAFIZAなしでバックフラッシュします。
先ほどのポルタフィルターをシャワーヘッドで一度洗います。
そして、またバックフラッシュの①、②の工程を繰り返すだけです。
そのあとにポルタフィルターを取り外すともうコーヒーカスは残っていないはずです。
そして、最後の仕上げとして、シャワーヘッドをブラシで掃除してあげましょう。
この時、シャワーヘッドからお湯を出しながら掃除した方がいいですね。
これできれいになりました。
最初のコーヒーカスに覆われているものとこちらとでは
こちらの方が美味しいエスプレッソが抽出されること間違いなしですよね。
まとめ
このようにバックフラッシュは簡単なのでできるだけ定期的にマシンの掃除はしたいですね。
美味しいエスプレッソを飲むためには必要なので面倒くさがらずに。
今回はセミコマーシャルのエスプレッソマシンであるVibiemme Domobar Super Doubleでしたが、
３WAYバルブというバルブを搭載しているマシンであればバックフラッシュ可能です。
安価な家庭用ではバックフラッシュはできないようですね。
一般的なセミコマーシャルマシンにはバルブが搭載されていますが、ちゃんと調べたほうがいいです。
エスプレッソマシンの掃除のために新しく買わなければならないものがありますが、
とても大事な作業ですので、そこは惜しまずに購入しましょう。
CAFIZAはかなり入っていて長い間使えますので実際にはかなり安いです。
必要な道具は以下にまとめておきますね。
