コーヒー業界では、知らない人はいないであろうハリオのコーヒーメーカーです。ハリオのV60というドリッパーは世界のバリスタから多く愛されているほどで、ハンドドリップをする多くのバリスタが使用しています。そんなV60を使って自動に美味しいコーヒーを抽出してくれるのがハリオの珈琲王です。
オススメ度 | ★★★★★★★★★★ |
参考価格 | 8,200円 |
抽出方法 | 自動 |
ハリオ珈琲王評価、レビュー
ハリオ珈琲王の最大の魅力はこのV60を使った抽出です。世界中のバリスタに愛されるこのV60のコーヒーは円すい型となっているため、注いだお湯が中心部に流れコーヒーの層をしっかりと通り、コーヒーの成分が多く抽出されます。ハンドドリップは基本的に時間をかけて、ゆっくりと淹れる贅沢な珈琲なのですが、そのハンドドリップで味わえる美味しい珈琲を再現したコーヒーメーカーがこのハリオ珈琲王です。
こだわりの注ぎのシャワーシステム
多くのコーヒーメーカーで多く使われている注ぎ部分のシャワーシステムですが、ハリオ珈琲王のシャワーシステムは21個の穴があり、ドリッパー内のコーヒー粉全体に均等にお湯が注がれます。この21個の穴によってハンドドリップに限りなく近い注ぎ方を再現してくれます。
抽出終了後にドリッパーに出来るコーヒーカスの土手が、ハンドドリップで美味しく抽出した時と同様な綺麗な土手になっていることからも美味しいコーヒーの注ぎが出来ているのがわかります。
ハンドドリップでの必須の工程「蒸らし」がある
美味しいドリップコーヒーを淹れるのに必須である「蒸らし」
。これはお湯を注ぐ前にコーヒー粉を湿らす程度に少量だけお湯を注ぎコーヒー粉全体にお湯が行き渡るまで待つ工程のことです。これをするかしないかで抽出されるコーヒーの美味しさに大きな差が出ます。
この「蒸らし」をしっかりと行ってくれるのがハリオ珈琲王なんです。
この機能が他のコーヒーメーカーとの美味しさに差をつけている一つのメリットとなります。
抽出時の温度を高温で保つ独自のシステム
抽出されるコーヒーの味わいに大きく関係してくるとても大切な抽出時の温度ですが、コーヒーメーカーではどうしても理想の温度を保ちながら抽出することが難しいんです。しかし、ハリオ珈琲王はここを妥協することなくこだわり抜いて、出てくる温度を最初から抽出終了まで95度として、ドリッパー内を93度で抽出出来るようになっているのです。
抽出が終了するとお知らせしてくれる+保温に切り替わる
コーヒーメーカーの醍醐味であるボタンを押したら美味しいコーヒーを自動で抽出してくれるそして、抽出が終わったらお知らせの音を鳴らしてくれるというのはとてもありがたいです。
珈琲王はハンドドリップ同様淹れたてが一番美味しいので、淹れたてを逃さないように抽出終了と同時にピーピーと効果音を出して知らせてくれます。
そして、抽出終了と同時に保温温度に切り替わってくれます。ただ、保温して置いておいても美味しさが劣化するのは変わらないので淹れたら出来るだけ早く飲んでしまいましょう。
ハリオ珈琲王のデメリット
美味しいコーヒーを淹れることをこだわり抜いているとても素晴らしいコーヒーメーカーですが、使用して初めて分かるデメリットがあります。
抽出時の湯気で本体上部が雫まみれになる
抽出部とフィルターとの距離関係のため、抽出中の湯気が本体上部にあたり水滴がかなり発生してしまします。95度という高温のお湯が注がれるので仕方ないと言えば仕方ないですけどね。そこまで大きなデメリットではないですね。
1杯用の設定がない
ハリオ珈琲王では2杯目からの抽出設定がないので、1人暮らしの人には少し困るかもしれません。2杯分と言っても260mlなので、一人でも十分飲めるサイズではあるので人によってはデメリットとは言えないかもしれません。
ハリオ珈琲王評価、レビューのまとめ
ハリオ珈琲王はどんなコーヒーマシンなのかをまとめると以下となります。
- ハンドドリップのような美味しいコーヒーが楽しめる。
- 安定した抽出で味がばらつかない。
- 抽出温度が高温で美味しいコーヒーが飲める。
- 設置、ボタン操作が簡単。
- 抽出中の水蒸気の発生がすごい。
- 最低抽出量は260ml。
ここまでこだわりがあるマシンですが、値段が1万円しないというとても良心的な値段でお財布に優しいので、ちょっとした贅沢を味わえるコーヒーマシンでどなたにでもオススメできます。
以上、ハリオ珈琲王の評価、レビューでした。